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サイフォンで、新しい日本の文化を創造する
サイフォン(コーヒーサイフォン)は
「温度変化による液体の膨張と収縮」という科学の原理を応用した道具です。
その起源は19世紀初期のヨーロッパ。
日本に伝わったのは大正時代のことと言われています。
折しも大衆文化が花開き、新しい価値観や生活様式が次々と形成されていった時代。
食生活の西洋化や、コーヒー消費の拡大、喫茶店ブームの到来などにも後押しされて
人々の暮らしに浸透し、広く知られる存在となっていきました。
これまでの100年、これからの100年
日本ではじめてサイフォンが製造され、
販売されるようになったのは1925年(大正14年)のこと。
それから時を経ること約100年。
街の喫茶店で、サイフォンでコーヒーを淹れる光景がよく見られたのも今や昔。
コーヒーの楽しみ方も多様化し、
サイフォンでコーヒーを淹れる光景もほとんど見掛けなくなりました。
サイフォンは、その主要な部分がガラスでできています。
割れやすく、手間がかかる上に、美味しく淹れるためには技術や経験も必要です。
しかし、そんなサイフォンだからこそ表現できる味わいや豊かな時間、
人の手を掛けてこそ生まれる価値も、確かに存在しています。
過去100年、日本で独自の発展を遂げてきた、コーヒーサイフォン。
歴史を受け継ぎ、これからの100年へ。
次の世代へとサイフォンの魅力を伝えていくことが、私たちのミッションです。
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